ワインとの出会い

ワインが好きになったのは、二十歳の時。

それまで日本酒党だったのに、なぜか急にワインに興味を持ち始めました。

当時、大学で専攻していたフランス文学の影響もありました。

 

大学の長い夏休みや春休みを利用して、

何度か単身でフランスへ旅行に行きました。

 

初めての海外旅行は、パリで1か月のホームステイでした。

ステイ先は、16区の高級住宅街にあるアパルトマン。

カメラマンのご主人と、デザイナーのマダムに、子どもが3人。

社会人と大学生の娘さんが2人と、高校生の息子さんがいる家庭でした。

そのお家では、毎晩、当然のように食卓にワインがありました。

食後には、決まって、かなり熟成したカマンベールチーズ。

 

その頃にはすでにワインが大好きになっていましたが、

そのホームステイの経験で、将来は「ワインの仕事をする」と

心に決めました。あてもなにもないのに。

 

次のフランス旅行では、一人で、シャンパーニュやボルドーにも

足を運んでみました。今ほどはフランス語が話せませんでしたが、

ぶどう畑や古めかしいセラーに身を置くことは、最上の喜びでした。

 

ワインを扱っている都内の大手酒販店に就職。

最初は、営業職からスタート。

ビールやウィスキーなど、ワイン以外のアルコールも扱いながら

実務を積んでいきました。

 

「もっとワインに特化した環境で働いてみたい。」

小規模でビジネスを行うワインのインポーターに転職。

営業をしながら、企画・仕入れ・輸入・事務など

本当に多くの経験をさせていただきました。

 

2017年に退職。

ワイン専門のフリーランスとしての活動を始めました。

 

2018年に、ワイン販売免許を取得。

店舗はありませんが、対面でお会いしたことのある方向けに、

コーディネイト販売を行っています。

 

ワインは、

食事をより楽しいものにしてくれます。食卓を明るくしてくれます。

 

ワインを飲むときに、

複数のワインを比べて飲むと、楽しみが倍増します。

産地・ぶどう品種・生産者・収獲年によって、味わいが異なるのがわかると、とても楽しいです。

 

ワインには、

様々なタイプがあります(スパークリング・白・ロゼ・赤・・オレンジ・甘口など)。

その時の気分やシチュエーションで選べるのが嬉しいです。

 

ワインは、

塾生によって変化していくのが素晴らしいです。

同じ作り手の同じ畑のぶどうを使ったワインを、収獲年ちがいで

比べて飲んでみると、味わいのちがいがわかって、面白いです。

 

ワインを飲むと、

旅行している気分になれます。

様々な国や地域で作られたワインを飲めば、

自宅にいながらにして、ちょっとした旅行気分が味わえます。

 

ワインは

出会いを提供してくれます。

ワインという共通の楽しみのおかげで、

様々な人と出会い、すぐに打ち解けられます。

 

ワインは、

コミュニケーションのきっかけになってくれます。

大切な人へのプレゼントに、パートナーとの仲直りに、

食事に誘うきっかけに。

 

ワインは、

おしゃれです。

 

ワインは、

実は、ぶどうだけでできているんです。

水は一切入れません。

 

ワインは、

尊い農産物です。

私たちがワインを消費すれば、世界に緑が増え、空気がきれいになって、地球がきれいになります。

 

ワインのおかげで、

雇用が創られます。

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