多くの人が一度はご覧になったであろう、不朽の名作。
久しぶりに見返してみた感想は、同じ映画なのに、20代・30代・40代・・・見るタイミングによって、感じ方がずいぶんちがうんですね。新鮮でした^^
まだ見たことのない映画を見るのも楽しいけれど、過去に見た映画をもう一度見てみるのも、新しい発見があっておもしろいですね^^
ローマの休日が公開されたのは、もう66年も前のこと。
モノクロームなのに、モノクロームだからこそ?光と影を感じます。
ダイヤル式の黒電話。旧式の自動車。人々の装い。あるゆる光景において、時代を感じます。
ですが、ヘプバーンが、リアルタイムで演じているかのように、生き生きと感じられるんですよね。
【ローマの休日に登場するワイン】
ローマの休日では、物語が始まってすぐに、赤ワインが登場します。
ジャーナリストに扮するグレゴリー・ペックが、帰宅後の部屋で、タンブラーで赤ワインをあおるシーン。
彼が住んでいるのは、狭いワンルーム。家賃を2ヵ月も滞納していることから、お金に余裕がないことが容易に想像できます。
そんな彼が自宅でワインを飲むには、ワイングラスだと役不足。というより、過剰なのです!
このシチュエーションや彼の身分には、タンブラーが絶妙に合っているのです。
ジョー(グレゴリー・ペック)に出会い、彼のアパートに転がりこみます。
後半には、アン王女(オードリー・ヘプバーン)もジョーと一緒に、タンブラーでキャンティの安酒を飲むシーンが出てくるのですが、王女である彼女は、おそらくワインをコップで飲んだことなどないでしょう。クリスタル製の「きちんと」したグラスで飲んでいるはずです。
赤ワインを入れるタンブラーが演出しているのは、2人の身分のちがい。アン王女の非日常へのあこがれや、ワインをコップで飲む自由や気ままさ!
ところで、後半のワインのシーンで出てくるのは、トスカーナ産のリーズナブルな赤ワイン、キャンティです。
この映画が撮影された時代は、キャンティといえば、フィアスコボトル入りがスタンダードだったのでしょうね。やはり時代を感じます。
ローマの休日
公開年:1953年
時間:118分
監督:ウィリアム・ワイラー(アメリカ)
俳優:グレゴリー・ペック、 オードリー・ヘプバーン 他
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