パリで有名なワイン評論家として活躍している主人公が、数多くのワインをブラインド(銘柄を隠した状態で)試飲している場面から、物語は始まります。
主人公の実家は、ブルゴーニュの歴史あるドメーヌ(生産者)。多額の負債を抱え、倒産の危機に陥ったワイナリーです。
代々受け継がれてきた由緒ある畑の存続のため、主人公はブルゴーニュに戻り、ワイン造りを始めます。
50年もワインを作っている熟練の生産者だって、試行錯誤を続けているのだから、初めてワインを造る若者にとっては、そりゃそうでしょう。
この映画には、ブルゴーニュのワイン造りを象徴するような情景が、あちこちに出てきます。
たとえば、
黄金色に輝く、秋のぶどう畑。
容赦なくぶどうの樹にダメージを与えるヒョウ。
トラクターではなく、馬をつかった昔ながらのすき込み作業。
アメリカやボルドーのワイン造りを皮肉っているような場面も出てきます。
そして、
お互いへの不満や不信感でいっぱいだった、老いた父と息子が、信頼を、そして家族の愛情を取り戻すまでの軌跡。
ブルゴーニュファンの人は、隅から隅まで楽しめる映画だと思います。
テロワールも大事。
天候も大事。
だけど、
ワイン造りで一番大事なものは、「人」なんだと納得させられる映画でした。
言うまでもなく、見終わった後には、ブルゴーニュワインが飲みたくなります。
特に、コルトンの赤ワインを。
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【映画のデータ】
公開年:2015年
時間:97分
監督:ジェローム・ル・メール(フランス)
俳優:ジェラール・ランバン、ジャリル・レスペール、アリス・タグリオーニ 他
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