こんな量を暗記できるの?【JSA認定ワインエキスパート受験】

 

小学生と保育園児のお子さんを持つ、

働くママであるBさんとのセッション。

Bさんは、夏にワインエキスパートを受験予定です。

スクールには通わず、独学でチャレンジされています。

 

Bさんのいちばんのお悩みは、ずばり、勉強時間の確保。

 

そして、効率の良い勉強のコツを知りたいということで、

ワインコーチングを申し込んでくださいました。

出題傾向をつかもう

ワインエキスパートのは、合格率が4割以下。

しっかり勉強しないと「ワインが好き♡」というだけでは、パスできない難関試験です。

 

まずは、日本ソムリエ協会(以下、JSA)が認定する

ワインエキスパート試験にどんな問題が出題されるのかを

みていきます。

 

過去問が公表されていないので、ここでは、

ネットで得た情報がメインになります。

最頻出は、フランス・イタリア・ドイツ・アメリカ・日本など。

次いで、スペイン・チリ・オーストラリア・ニュージーランド・カナダなど。

他にもありますが、まずは、出る順に取り組んでいきましょう。

ちなみに、ワインエキスパートとソムリエは、

ほとんど同じ試験内容・レベルですが、

ワインエキスパートの試験では、酒類飲料概論・

流通(購入・管理と販売)については、

出題数が極めて少ない傾向にあります。

セッションでは、そういった点もお伝えしています。

 

出題が少ないエリアは、勉強しなくて良いの?

ワインがお好きで、お仕事でワインの知識を

活用したいと考えている人なら、

たとえ試験に出なくても、今後のお仕事のために、

ひと通り勉強しておきたい!と考えるかたも多いと思います。

Bさんも、その点は迷いがありました。

「エキスパート試験の合格とワイン全般の知識を

身につけるのは、どちらを優先したいですか?」

試験勉強でもないと、勉強しないだろう。

つまり、合格したら、勉強しないかも、

だから、受験生のうちに勉強しておこう。

 

賛成でもあり、反対でもあります。

ご本人がどちらを選ばれるかがすべてですが、

私だったら、合格することを優先すると思います。

つまり、今は、

試験に出る可能性の低い分野は勉強しない、と思います。

 

その場合は、受験中に十分に学べなかった分野について、

勉強がてら、ブログやnoteにアウトプットするかもしれません^^

私の場合は、合格後は勉強しない可能性が大なので(^^;

 

おすすめの本

ワインエキスパートの試験は、

『2021年度日本ソムリエ協会教本』から出題されます。

この1冊を、完璧に覚えればOK!

 

なのですが、決してたやすいことではありません。

ものすごい情報量なんですよね(≧▽≦)

文字の羅列が多いので、一度読んだだけでは、

すんなり頭に入りにくいです。

 

そこでおすすめしているのが、

アカデミーデュヴァンの『ワイン受験講座』です。

内容が秀逸な上に、図やイラストが豊富で、わかりやすいです。

何と言っても、最重要単語は、赤文字になっているのが

素晴らしいところ。しかも、赤シートもついているので、

最重要単語を覚えたかどうか確認作業をすることができるのです。

かなり詳しく書かれているので、WSETのディプロマの

受験勉強にもおすすめですよ

アラフォー&アラフィフの受験生向けの暗記のコツ

 

ワインエキスパートの試験は、ソムリエの試験と並んで、難関のワイン試験です。

とにかく、覚えることが多いのです!

ものすごい量を暗記しないと合格できません。

出題範囲が広いし、暗記の量も多い。

地図や地名も覚えないといけないし、

フランス語やイタリア語やドイツ語の言語も、

ある程度覚える必要があります。

 

Bさんが途方に暮れるのも、無理はありません。

 

実際のところ、暗記は、繰り返ししかないのですが、

子育て中で多忙なBさんには、視覚から覚える暗記法を

ご提案しました。

 

覚えたいことやなかなか覚えられないことを、

紙に書いて、家の中の目につくところに貼っておきます。

 

台所とか、ダイニングから見える壁とか、トイレにまで!

地図なんかは、壁に貼って、何度も見て覚えると覚えやすいですよね。

あとは、移動中のすきま時間を使って覚えるとか。

私だったら、今はスマホに音声でインプットして、

移動中に耳で聞いて覚えるかもしれません。

便利なアプリがいろいろあるので、

ご自身に合った方法で覚えてみてくださいね。

 

スケジューリング

 

Bさんは小さなお子さんを育てているので、

まとまった時間を確保できるのが、

子どもたちを寝かしつけた夜間と早朝です。

 

私も赤ちゃんや保育園児を抱えながら

受験勉強をしていたので、Bさんの状況が

痛いほど、よくわかりました。

 

育児や家事を早く終わらせて、

一刻も早く、自分の時間を持ちたいのに、、、

勉強する以前に、やること山積みなのに、、、

子どもはなかなか思い通りにならないんですよね(≧▽≦)

 

しかも、年中さんや年長さんになったら、

体力がついてくるのに、保育園でおひるねのおかげで、

夜はなかなか早く寝てくれなったりするんですよね。

Bさんとは、試験日程から逆算して、

どのくらい時間が残されているか計算しました。

 

お話を伺っているうちに、

「そうだ!勉強の予定表を作ればよいのか!」と、Bさん。

 

合格に向かって、今どんな行動をしたら良いか、

ご自身の中で答えを見つけたのです。

ワインコーチをしていて、うれしい瞬間でした^^

 

いつどのくらい勉強するか決めていても、

なかなかその通りにできないこともありますよね。

1週間単位で、ざっくりと目標を決めて調整することを

おすすめしています。

 

「今週は平日はなかなか時間を取れなかったから、

の分、週末にがんばろう」とか、

コントロールすることができると、

メンタル面が少しラクになりますよ。

とりあえずは、優先度の高いエリアから、

勉強時間を確保していきましょう。

 

なぜワインエキスパートを受けるの?

 

出題範囲と出題量の多さに圧倒されているBさんに、

なげかけてみました。

Bさんは、フリーで活動しているライターさん。

調理師免許をお持ちの美食家さん。

大好きなグルメの分野をお仕事での強みにしていくために、

ワインエキスパートの資格を肩書に追加して、

箔や説得力を持たせたいということでした。

Bさんの場合なら、ワインエキスパートに合格したら、

お仕事に直結しそうですね。

Bさんのお話を聞いていて、

Bさんのさらなる活躍が楽しみになりました。

 

試験勉強って、かなり大変なので、

「なんで挑戦するのか?」

「合格したらどんな未来が待っているのか」

わくわくイメージしながら学ぶのがポイントです。

受ける動機によって、モチベーションが変わりますからね。

そこはとても大切な部分なので、私のコーチングでは、

初回セッションで、受験の目的を深堀していただき、

合格後をしっかりとイメージしていただきます^^

 

まとめ

 

ワインエキスパートの一次試験までに、

Bさんに残された時間は、6カ月ほど。

今のうちに、時間のかかるヨーロッパをしっかり

頭に入れていきましょう!

 

孤独だったり、心が折れそうになる受験生活ですが、

専属のワインコーチとして、Bさんのお役に立てること、

Bさんの心に寄り添えること、とてもうれしく思います。

 

次回のセッションでは、さらに踏み込んだ

試験対策をご紹介します。

 

ワインコーチングの詳細・お申込みは、こちらから

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