川口 梓 / WSET ディプロマ 認定のワイン専門家


  • WSET Diploma

WSET Diploma合格の鍵は、すきま時間の活用だった

もうすぐディプロマの試験日ですね。受験されるかたは、一心不乱に最終調整をされているのではないでしょうか。

 
私が受験を始めた頃は、受験者や合格者は少なくて、ワイン業界内でもとても認知度が低かったです。ワインの資格試験といえば、日本ソムリエ協会の試験が一般的でしたからね。
 
日本語でのディプロマ受験情報が大変少なかった中で、ためになるブログをあげてくださっている方が何人かいらして、その方々のブログにはとてもお世話になりました^^面識がなく、まだお礼ができていないかたもいるので、いづれ恩返ししたいと思っています。
 
ディプロマ試験は、イギリスのワイン教育機関が行っている認定試験のため、受験は英語のみ。筆記試験や(小)論文を提出する科目なども、すべて英語だけでこなさないといけません。
 
英語が得意な受験者やネイティブの受験者にとってもハードルが高いと言われる試験。英語が決して得意ではない私にとって、無謀とも言える超ハードな挑戦でした。
 
受験を始めた当初は、日本でディプロマの最終合格を果たしているかたは、10人に満たなかったと思います。日本語での情報も少なく、リサーチにも苦労しました。
 
もっとも苦労したのは、勉強時間の捻出でした。
 
私は2013年の4月の試験からスタートして、8つのPASSをもらい、約4年間かけて最終合格しました。
 
1個目の試験後に、第二子を妊娠。子育てとフルタイムでの仕事との両立に、まず苦労しました。
 
出産後は、さらに過酷でした。
 
産後1年以上、頻回授乳していましたので、とにかく自分の時間がない!自分の睡眠時間すら確保できないのに、その上、いつ勉強すれば良いの?
 
とても苦労しながらも、何とかして「ディプロマがほしい」一心で、何とか勉強時間を捻出していました。
 
乳児と幼児を育てながら、いつ勉強していたのか?
 
すきま時間を活用するしかありません。
 
子どもがおひるねをしている時や、きげん良くおもちゃで遊んでいる時など、ちょっとした時間、それこそ「5分」とか「10分」というすきま時間を、毎日コツコツ積み重ねていくのです。
 
「5分しかない時にでもできること」・・・たとえば、ワイン用語(英語)の暗記や、試験で最初の5分で自分の引き出しから必要なものがすべて出せるようなアウトプット練習など。
 
「10分ある時にできること」・・・パラグラフ問題を解いてみる。A4用紙に1ページ程度書けるようになるのが理想です。
 
「30分の時間が取れた時にできる勉強」・・・Discuss問題を解いてみる。A4用紙3ページ分の文章を英語で書ききることが目標です。30分あれば、リサーチもできるでしょう。
 
そういったネタを、あらかじめ用意しておきました。そして、突然時間ができた時に、たとえ5分という短い時間であろうと、持ち歩いているノートを開いて勉強していました。
 
最終試験を受ける頃には、次男が2歳になっていましたので、それまでよりはまとまった時間(1時間とか2時間とか)が取れるようになり、勉強時間は増えていきました。
 
ちなみに、ディプロマ受験中の4年間は、ノートとペンは必携でしたね。ディプロマの試験は、白紙の解答用紙にひたすら文章を書きまくるアナログスタイル。
 
普段から英語で長い文章を書けるような訓練をしていないと、いくら立派な知識を持っていたって、試験で3時間連続でアウトプットすることはできません。普段からの継続的な訓練が大切です。
 
仕事に、家事に、子育てに、おつきあいに、と忙しい現代。時間が余っている人なんていませんよね。
 
やりたい勉強をするための時間を確保するには、すきま時間を使わない手はありません。
 
すきま時間は、ほっといても捻出できるものではありません。
 
常に意識的に自ら作っていくものです。「時間がない」なんて言ってる場合じゃない。
 
フルタイムの仕事をしながら、近くに頼る祖父母がいない中で、ほぼワンオペ状態で、乳児と幼児を育てていた私が合格できたのです。
 
あなたにもできる。



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