セミナーでの学びを記憶に残すために
ブログ記事としてアウトプットします。
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セミナーの要約やメモ代わりではなく、
読んでくださる方にもお役にたてるような
印象に残ったことを記録していきたいです。
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今回、南アフリカワイン協会主催の
オンラインセミナーの内容が
とても充実していたのでご紹介します。
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南アフリカワイン協会WOSAとは、
Wines of South Africa
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https://wosajapan.com/#wosa より抜粋
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南アフリカワイン協会では、
オンラインセミナーを定期開催していて、
なんと無料で視聴できるのです!!
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リアルタイムで見れなくても、
アーカイブで見ることができます。
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ファシリテーターもゲストも、
現在のワイン業界をけん引する方々が
出ているので、何と言っても、
内容が秀逸です。
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今回の第3回目のウェビナーのテーマは、 |
【トップ・クオリティ・シャルドネ】 |
〜高品質な世界基準のシャルドネが
映し出す南アフリカらしさを探る〜
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南アフリカのシャルドネと言えば、
手ごろなものから、世界トップクオリティのものまで、
さらに、高品質なスパークリングワインの原料としても
生産されています。
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南アフリカのシャルドネの栽培面積(2020年)は、
NO.1 Robertson
NO.2 Paarl
NO.3 Stellenbosch
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産地の特徴を反映した多様なスタイル
幅広い価格帯と品質レベル
クローンの違いによる風味の特徴の変化
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南アフリカのワイン造りは、
新世界の中では歴史が古いけれど、
ワインの生産統制のため、シャルドネが
栽培されるようになったのは、
つい1980年代のことだそうです。
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ヨーロッパワインに近いスタイルとして
認識されているそうです。
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南アフリカのシャルドネのアプローチは、 |
慎重な区画選定。より冷涼な気候の産地に注目が集まっている。
ワインメーカーのスキルアップを実現することができる。
介入しすぎない、醸造アプローチ。
より慎重なオークの取り扱い。
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つまり、旧世界の複雑さと新世界の果実味の表現を
融合した独自のスタイルと言えます。
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その中でも、今もっとも注目されているのが、
エルギン。
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ケープタウンから南東へ70キロ。
大西洋から5キロほど。
リンゴの名産地で、アップルタイザーが有名。
標高200-1000メートルの大きな盆地に位置。
平地は少なくて、起伏が多い。
ユネスコのコッヘルベルク自然保護区の中にあり、
固有の生態系とブドウ畑が共存している環境。
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ファシリテーターの高橋佳子さんによると、 |
緑や生命力を強く感じる土地とのこと。
冬は寒く雨が多いそう、つまり冷涼気候です。
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エルギンでは、ソーヴィニョン・ブランや
リースリング、ピノノワールやシャルドネ、
場所によってメルローやシラーが栽培されて
いるそうです。
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エルギンという土地のポテンシャルが、
よくわかりました。
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そして、エルギンのポテンシャルにいち早く
目をつけたのが、マスター・オブ・ワインでもある、
リチャード・カーショーさんです。
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元シェフのイギリス人。南アに移住後、
ワイナリーの下働きから生産者としての
キャリアをスタート。
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ステレンボッシュでワイン造りを経験した後、
エルギンのポテンシャルに惹かれて、自らの
ワイナリーをスタートされた、注目の生産者。
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エルギンは、 真夏でも涼しく、日較差が大きい。
冬場にはブドウの樹はしっかり休眠して
エネルギーをたくわえることができる土地。
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エルギンという土地をシャルドネで表現するために、
ベストなクローンを4種セレクトしているそうです。
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テロワールの個性を最大限に引き出すため、
人的介入を極力ひかえたアプローチが取られています。
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早朝に手摘みし、全房プレス。
果汁は重力に従って移動されます。
天然酵母だけで自然発酵を促します。
MLFは抑制し、新樽比率も低め。
一部のキュヴェは、発酵から卵型タンクにて。
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カーショウ氏のワインは、2012年の
ファーストヴィンテージから高い評価を獲得し
注目を集めています。
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輸入元による詳しい資料は、こちらから。
https://mot-wine.mottox.co.jp/winery/publish/html/1650.html
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ところで、南アフリカワイン協会では、 #ハッシュタグキャンペーンが行われているんですよ!! |
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