ワインにとって、アルコールは欠かせない成分です。
ノンアルコールワインも出ていますが、アルコ―ルが入ってないと無味乾燥に感じます。はっきり言っておいしくないです。
アルコールは、ワインの魅力的な風味を形作っている重要な存在のひとつです。
でも、健康や社会秩序を保つためには、飲みすぎはよくありませんよね。
アルコールの過剰摂取による害を防ぐため、ほとんどの国で、アルコールを規制する法律が定められています。
①年齢
お酒の購入や飲酒できる年齢は、国によって異なります。
日本は20歳ですが、18歳だったり21歳だったりと、国によってさまざまです。
ちなみに、
21歳
アメリカ・エジプト
20歳
日本
19歳
カナダ・韓国
18歳
ロシア、チェコ、デンマーク、ノルウェー、カナダ、ブラジル、イスラエル、トルコ、シンガポール、香港、台湾、オーストラリアなど
16歳
イタリア、スペイン、フランス、スイス、ドイツ、イギリスなど
キリンビールさんの下記サイトは、わかりやすく参考になります。
↓ ↓ ↓
『未成年者とお酒』
https://www.kirin.co.jp/csv/arp/underage/index.html
②運転
乗り物を運転するときに摂取して良いアルコール量も、国よって異なります。
西ヨーロッパの国々ではワイン2杯程度の飲酒運転なら合法ですが、日本では少量の飲酒もダメですよね。
お酒を飲むと、視力や判断力や集中力が低下します。
アルコールは体内に入ってもすぐに回らないこともあり、乗り物の運転をするには危険です。
お酒を飲んだら、運転するのはやめましょう。
③アルコール商品の広告・宣伝
日本は規制がゆるいと言われています。有名タレントがビールを美味しそうに飲むCMがテレビで流れていますよね。
しかし、欧米やアジアの国々では、アルコール商品の宣伝活動は厳しく規制されています。
たとえば、ワイン大国フランスには、
「エヴァン法」という法律で、公共の場やテレビや映画館においてのアルコール商品の広告が禁止されています。
また、スポーツイベントにおいて、飲料メーカーがスポンサーになることも禁じられているのです。日本では考えられないことですね。
一方で、フランスの文化の一端であるワインについては、気候や土壌について語ることが、必ずしも有害な状況につながるとは思いません。
エヴァン法の是非については、当然フランス国内で様々な議論がなされていて、シャンパーニュやワインの関連団体は異論を唱えています。
<まとめ>
案外知られていませんが、国によって、アルコール規制に関する法律は様々です。
旅行に出かける前には、前もってその国の決まりごとを調べておくようにしましょう。