安心院ワインは、両親が宮崎県延岡市に住んでいた数年前に訪れたことがあります。
昼夜の寒暖差に恵まれているとは言え、良質なワイン生産には向かないとされている、雨が多く夏の暑さが厳しい九州の地で、秀逸なワインを作り続けている生産者。
高品質なぶどうが収獲されているのは、生産に携わる方々の努力の賜物なのでしょう。
場所は、大分県宇佐市。
大分空港から、車で1時間ほど。
福岡からは、車で2時間半ほど。
一番近い鉄道駅(宇佐駅または柳ヶ浦駅)からは、タクシーで30分。
安心院葡萄酒工房
森の中の敷地内に、醸造所やショップやレストランが点在していて、サントリーの白州工場(山梨県北杜市)に似た趣がありました。
2016年は、昼夜の寒暖差と雨の少なさのおかげで、秀逸なヴィンテージ。
きめ細かい泡立ちがいつまでも続き、きっちりとした感じの緻密で繊細なスタイル。
すっきりとした辛口で、トーストのような香ばしい風味とコクがあります。見た目も味わいも美しいスパークリングワインです。
シャンパーニュと同じ、「瓶内二次発酵」という手間と時間のかかる伝統的な製法により、繊細な泡立ちと複雑な風味がもたらされるのです。
ワイナリーの公式サイトより
安心院で収穫されたシャルドネを100%利用したスパークリングワインで国内でも珍しいビン内2次発酵にて製造。(Blanc de Blancブランドブラン:シャルドネ100%で製造したスパークリングワインのこと)酵母からの風味を引き出し、よりクリーミーな泡立ちになるようにビン内での発酵後、1年以上の瓶熟成をさせました。その後、デゴルジュマン(瓶の口部分に澱を集め、その部分を冷凍して抜き取る方法)で酵母を取り除き仕上げた辛口スパークリングワイン。
「ジャパン・ワインコンペティション」という審査会で、何度も金賞を受賞しているスパークリングワインです。
この10年でもどんどん進化を続けていて、この先も楽しみなワイナリーです。
生産量限定のため、いつでも&いくらでも手に入る商品ではないので、見かけたらぜひ飲んでみてくださいね。