シェリーのいろは③(甘口タイプ)

シェリーのいろは①シェリーのいろは②に続き、甘口のシェリーをご紹介します。

 

シェリーは、甘口タイプも製法によって、様々なスタイルのものが造られています。

 

ドライ(やや甘口)

甘口シェリーの中で、一番甘味が少ないタイプ。辛口のフィノシェリーに、甘味が添加されたもの。

ドライという名前ですが、甘いシェリーです。まぎらわしいですね(笑)

 

 

ミディアムドライ(中甘口)

辛口のアモンティリャードに、ペドロ・ヒメネスで甘味を加えたもの。

 

 

ペール・クリーム(甘口)

フィノスタイルの甘口版。フィノでは辛口すぎる人におすすめ。

辛口の若いフィノシェリーに、濃縮したブドウ果汁を添加して甘くしたもの。

このタイプを初めて作ったクロフト社の「クロフト・オリジナル」という商品が有名です。

 

 

クリーム(甘口)

瓶詰前に、辛口のオロロソ・シェリーに甘味を加えたタイプ。

オロロソのコクや力強さはそのままに、厚みと柔らかい口当たりが感じられます。

 

 

ペドロ・ヒメネス(極甘口)

ペドロ・ヒメネスという白ぶどう品種を天日干しして造られる、非常に濃厚で甘美なシェリーです。

日干しのぶどうを使うので、生産量はとても少ない希少なワインです。

色調は、黒に近いコーヒー色。

シロップのように甘くとろっとした口当たり。とても力強いです。

黒砂糖やレーズン、プルーンを凝縮したような、いかにも甘い風味。

とても甘いのですが、酸味がうまくバランスして、引き締まった味わいです。

アルコールは15~22%。バランスが良いのでアルコールの強さを感じません。

ペドロ・ヒメネスの極甘口シェリーは、上質の甘口シェリーを造る時の糖分添加用にも使われます。

デザートと一緒に、また食後酒として、アイスクリームにかけるのもおすすめです。

 

 

ヨーロッパではよく飲まれていますが、日本では甘口のシェリーはワイン専門店でないと見かけることは少ないです。

レストランでの食後酒に、バーで、旅先で見かけたら、ぜひ飲んでみてくださいね。

 

 

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