ワイン好きにとって、コルクは身近な存在です。
わが家のリビングには、かわいいコルクやキノコの形をしたコルクが転がっていることがあります。コルクはさりげないインテリアになって良いですね^^
あなたは、コルクの正体を知っていますか?
コルクは、コルクガシの木の皮をはいで作られます。
ワインに使われている、高品質なコルク。全世界の半数以上を生産しているのは、ポルトガルです。
コルクは、 断熱性・保温性・吸湿性・弾力性にすぐれています。 適度に空気を通すため、ワインの保存に適しているので、2000年以上前から愛用されてきました。
コルクの皮は、一度はいでも、9年ほどで再生します。木を伐採することなく再生してくれるので、エコです。
一方で、皮をはいだら再生するのに9年もかかる、という見方もできます。
実は、世界的に深刻なコルク不足の状況なのです。需要と供給のバランスが崩れています。
天然コルクに代わって登場したのが、人工コルクやスクリューキャップ。
スクリューキャップ先進国のオーストラリアやニュージーランドなどでは、高級ワインを含む9割以上のワインに、スクリューキャップ栓が使われています。
「スクリューキャップはワインの保存や熟成に適している」という専門機関の研究結果が示しているとおり、天然コルクと人工栓のどちらが良い or 悪いとジャッジする必要はなさそうです。
スクリューキャップは、ワインオープナーやソムリエナイフがなくても、いつでもどこでも、手でそのまま開けられるのが便利です。
飲み残しても、ふたを閉めて冷蔵庫で横にして保管できる、とてもありがたい存在です。
ワインの生産現場でも、スクリューキャップはコルクに比べて衛生管理がしやすいため、不良品を生み出しにくい、という経済的なメリットが挙げられます。
ただし、コルクが持つ、木の温かみやアンティークな雰囲気は、コルクにしかない魅力ですよね^^
コルクの話に戻ります。
コルクは、20世紀の終わりぐらいに、世界的に不足しました。ワインやシャンパーニュの需要が高まるのに比例して、コルクが必要になったからです。
でも、コルクは天然素材。一度はいだ皮が再生するのに9年かかるので、いくらでも、というかすぐに、生産することはできません。
コルクの需要は世界的に上がり、原料の値段もつり上がっていきました。
そこで登場したのが、人工コルク。
くだいた天然コルクに人工素材をブレンドして作った合成コルク。
高級ワインには天然素材100%のコルクが使われていることが多いですが、リーズナブルなワインには、合成コルクが使われるようになりました。(大手ブランドのワインには、スクリューキャップも広く使われています。)
残念なことに、アジアの国で、環境を破壊しながら生産された粗悪なコルクも、多く出回るようになりました。
ワインはたくさん飲みたいけど、ワインの生産にコルクが追いつかない。
そんなコルク不足の中にいる私たち。
そんな状況が知っていると、不要になったコルクを、簡単に捨てられないのです(笑)
明日は、コルクの使いみちについて、ご紹介しますね!
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